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OH!EXPO 小田原箱根大博覧会 スポーツで魅力発信中 釣り、ゴルフ、自転車テーマに新企画
淡いブルーの空、朝日に輝く海。11月23日早朝、小田原早川新港から漁船「藤八丸」が出発した。乗っているのは、小田原・箱根地域の魅力を発信する「OH!EXPO 小田原箱根大博覧会」(主催/小田原箱根商工会議所大博覧会実行委員会)の事業のひとつ「小田原沖カップル船釣り大会」の参加者だ。
海の楽しさ、恵み
大博覧会は、小田原・箱根地域の産業や文化、なりわいを多くの人に知ってもらおうと毎年開催している。例年、中小企業を紹介する子ども向け「おしごと体験」、箱根の歴史をたどるミニツアー、芦ノ湖畔での音楽やBBQなどを楽しむ「ネイチャーフェスタ」等、地域全体をパビリオンとして多彩な事業を行っている。
今回のカップル釣り大会は、相模湾や漁港を会場としてマリンレジャーを体験してもらう新企画。市内外から親子、友人、カップルなど10組20人が参加した。
船が約300メートル沖の最初のポイントに到着すると、いざスタート。狙いの「アマダイ」は白身が美味な高級魚だ。魚のサイズを競う大会だがあくまでも楽しむのが目的。竿は2人で1本で、魚が掛かったら竿を持っていない人が釣り上げるまで動画を撮影するのもルールだ。国府津沖まで走った船上では、赤い魚が釣り上げられるたびに歓声があがった。
漁船は午後1時過ぎに帰港。親子で参加した沼田真太郎さん(42・鎌倉市)は「娘は釣りは初めてでしたが、(同乗した)実行委員の方にも親切にしていただいた。またぜひ参加したい」と振り返った。娘の真里江さん(7)は「はじめは船酔いしたけど、アマダイが釣れてたのしかった」と満面の笑みで答えた。
実行委員で釣り大会を担当した野田迅さんは「未経験者の人も『お試し』で参加しやすかったと思う。マリンレジャーを知ってもらうきっかけになれば」と話した。
「新たな常識」で可能性を試す
大博覧会を主催する実行委員会には、同商議所青年部メンバーやOBも加わり、運営や企画の一翼を担っている。
今年度はカップル釣り大会のほかにも新企画「箱根リゾートカップゴルフ女子コンペ」を12月4日(金)に名門・大箱根カントリークラブで開催する。クラブ試打会なども用意して「ちょっと敷居が高い」と思われがちな箱根にゴルフ女子を呼び込む狙いで、早々に定員が埋まりキャンセル待ちが出る人気ぶり。
また自転車ブームをとらえ、サイクリスト向け「自転車道の駅 チャリダーズパラダイス」を計画中。鈴廣かまぼこの里(風祭)敷地で、小田原や箱根を訪れるサイクリストに、安全走行を呼び掛けながら地元の名産などをPRする趣向だ。
実行委員長の中嶋順さんは「ニューノーマル、つまり新たな常識を見出し、感染拡大予防や地域内経済循環を推進したい。事業を単に中止するのではなく、英知を集め工夫し、新しい事業の在り方をマーケティングを通じて実施していく。変化の中で、可能性を試しながら地域の経済発展につなげることが大切だと思う」と語った。
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