小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2020年12月26日
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戦国時代、後北条氏により築城されたとされる根府川城。急峻な地形と延々と続く土塁からなる遺構群は、今なおその跡を見ることができる。こうした根府川地区城郭遺構群を遺していこうと、地元の有志団体「ねぶ川里山を守る会(廣井隆史会長)」が11月29日、根府川城址の看板とあらましを記した案内板を設置した。
30年程前、郷土史研究をライフワークとしていた内田一正さんは、山口隆さん(小田原城郭研究会)らと共同し、現地検証を重ねていたという。一正さんの死後、長い間眠ったままだった城址の全体図に光を当てようと、息子である内田昭光さんら守る会メンバーで再び現地へ赴き、案内板を完成させた。
「長年の宿題を一つ形にできた」と安堵の表情をみせた昭光さん。同会では「今後も根府川の歴史の一つとして整備を続けていきたい」と話している。
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