(株)三上工業(小田原市寿町)の左官技能士・三上涼さん(22)が、昨年11月に愛知県で開催された「第58回技能五輪全国大会」で左官の部に初出場し、銀賞に輝いた。
原則23歳以下の若手技能者が出場する同大会。同部門には11人が参加し、各自が課題制作に取り組んで日ごろの技術を競い合った。
課題は1・8m四方の石膏ボードに、漆喰などを使って規定の形状を制作したり、自由な発想で絵を描いたりして作品を仕上げるというもの。制限時間は、2日間で計10時間30分。
「同世代の中で実力を試したい」と、本番に向け2カ月以上にわたる練習に励んだ三上さんは、失敗すると取り返しがつかないという緊張感の中「どうしたら上手くできるのか、常に考えながら作業を進めた。時間を目いっぱい使って作り上げた」。
課題を完成させると、その精巧な出来栄えだけでなく、作業場を汚さない心配りなども審査員から高い評価を得たという。三上さんは「金賞ではなくて悔しさはあったが、受賞できてほっとした。年齢制限の無い大会もあるので、今後はさらに技術を高め、今度こそ優勝したい」と意欲を示した。
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