小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2021年1月23日
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小田原競輪場近くの住宅地で2019年に発見された遺構について、市は「戦国時代の庭園跡とみられる」とした。市文化財課によると「戦国期の庭園跡が見つかることは稀で、全国的にも類例のない遺構」とみている。
発見されたのは、無数の敷石が並ぶ長さ約5m、幅約2・5mの遺構。市は19年11月の出土後、考古学の専門家を交えた調査を進めた。その結果、1500年代ごろの遺構と推測され、小田原城近辺に位置することから、市は「北条氏五代のいずれかに仕えた重臣クラスの庭園内に造設された池なのではないか」とみている。
台風など風水害での損壊防止のため、市は昨年夏ごろに遺構を埋め直しており、現在その姿を見ることはできない。
発見のきっかけは、住宅新築に伴う緊急発掘調査だった。市は国史跡の追加指定を目指し、遺構の保存、保護を目的に土地を購入する予定。
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