3月9日の真鶴町議会定例会本会議で、町議の定数を現在の11人から1人減らし10人とする条例改正案が可決された。採決は議長を除く10議員で行われ賛成7、反対3の賛成多数だった。新たな定数は9月26日、任期満了で行われる町議会議員選挙から適用される。
真鶴町議会は、2001年に16人から14人に、05年に12人、13年に現在の11人と、時代背景などに応じて議員定数の見直しを行ってきた。
町民からの要望や町の人口減少、財政状況などを鑑み町議会は昨年12月、議員の適正定数を検討する真鶴町議会議員定数調査特別委員会(田中俊一委員長)を設置。委員会はこれまでに4回開かれ、現状維持から最大2人減の議論がされた。田中委員長は「新型コロナの影響や町の人口減少など厳しい状況にある中、議会ができることの1つとしての結論を出せたと思う」とし、「次の選挙が迫っていることもあり、限られた時間での議論だった。もう少し時間を設けても良かったとが、町民の理解は得られると思う」と話した。
定数が1減となったことで、年間約390万円の議員報酬削減となる。毎回選挙に行くという66歳の男性は「人数も大事だが、批判するばかりではなく、代案を出せる議員を求める」と話した。
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