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湯河原町万葉公園 自然と調和、新観光名所へ リニューアルオープン

経済

公開:2021年5月8日

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観光ステーションなどを兼ね備えた玄関テラス
観光ステーションなどを兼ね備えた玄関テラス

 湯河原町の万葉公園(宮上566)が4月29日、約1年の工事を終えリニューアルオープンした。カフェやコワーキングスペースなどを設けた「万葉公園 湯河原惣湯(そうゆ)」に生まれ変わった。

 オープンに先立ち4月27日に関係者らが出席し竣工式が行われた。あいさつに立った冨田幸宏町長は、10数年にわたる町内観光施設等の整備事業を振り返りながら「当初は多目的な役割が大きかった観光会館は役目を終え、新たな形に生まれ変わった。観光会館の整備を含めて、リニューアルした万葉公園は湯河原温泉全体の中心的な部分に新たな資本を呼ぶという形が整った。新しい生活スタイルの中での活用に期待したい」と語った。

再生と進化で賑わいを

 再生コンセプトは「湯河原温泉場の屋外リビング&ガーデン」。温泉街を訪れた人がくつろげる空間、庭園のイメージだ。

 公園の玄関口には、旧観光会館の一部の構造躯体を活用し2階建ての玄関テラスを整備した。シンプルで間仕切りのない1階に観光ステーションを配置。テークアウト式のカフェや温泉場全体の総合案内機能を担うカウンターを備え、各種イベント紹介などを行う。

 2階はワークステーションとして整備。(一社)湯河原温泉観光協会などの事務拠点のほか、観光客など向けにFreeWi-Fi完備のコワーキングスペースが備えられている。

 公園内には、千歳川に沿って自然が楽しめる8つのテラスも設けられている。さらに奥の敷地には、レストラン併設の日帰り温泉施設「惣湯テラス」も整備される(7月末オープン予定)。

 日本の歴史公園100選にも選ばれている万葉公園は、1971年に湯河原町の温泉場地区に都市公園として供用開始。隣接する観光会館の利用者の減少や耐震整備の課題を受け町は、2016年度から再生に向けた検討を開始。その後、公募により選定された民間の資金を活用した新たな整備手法「Park-PFI」を導入して整備を進めてきた。

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