小田原産木材の普及・活用促進などに取り組む「報徳の森プロジェクト」(高木大輔会長)が酒匂川スポーツ広場で4月30日、小田原産ヒノキで作ったトンボ(グラウンド整備用の道具)を小田原市スポーツ課に寄贈した。
市が管理する同広場を利用している少年野球チームのメンバーの保護者が、野球グラウンドにあるトンボが老朽化していることを知り同プロジェクトに相談したことがきっかけ。
新しく20本製作されたトンボには、同プロジェクトと、同じく小田原産木材に関わる「小田原林青会」、「おだわら工匠会」の3団体の焼印が入れられた。
同課では、「トンボの柄の部分が面取り(角を削る加工)が施されて持ちやすくなっている」と出来栄えに感心し、「軽くて子どもたちにも扱いやすい。大事に使わせていただきたい」と感謝を述べた。
高木会長は「こういう地元産木材の使い方があるのかと発見があった。トンボを持ちながら子どもたちが地元の森や木を身近に感じてもらえればうれしい」と話した。寄贈されたトンボは、少年野球場2面とソフトボール場2面に5本ずつ分けて使われるという。
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