新ホール「小田原三の丸ホール」開館に先駆けて7月22日、隣接する建物に新たな観光拠点施設「小田原市観光交流センター」がオープンした。施設は2階建てで、1階には観光案内カウンターやカフェが設けられ、小田原ゆかりの物販も行われている。ネット環境が整っており、2階には電源が取れるスペースも。どこにいても木のぬくもりを感じられる内装には小田原産のヒノキが活用されており、テーブルやカウンター、商品の陳列棚も小田原産のスギで作られている。
運営するのは、(株)小田原ツーリズムと報徳仕法(株)、FM小田原(株)の3社による指定管理者「三の丸地域循環創造事業体」。周辺エリアのまち歩きや文化・芸術の発信拠点として若手・新規芸術家を支援するプロジェクトなど、さまざまな活動を展開していく予定だ。現在は、寄木細工コースターや小田原ちょうちんなどのワークショップを実施中。7月22日から25日の4連休は親子連れなどで賑わい、30組がワークショップを楽しんだ。木製ハガキに文を綴り、未来の日付を指定して施設内の木製ポストに投函する「アニバーサリーポスト」も人気で、「コロナ禍で遠くのおばあちゃんに会えないので誕生日のメッセージを送った」という親子の姿もあった。センター長の前島真弓さんは「まん延防止等重点措置が明けたら、近隣の体験施設やレストラン、観光タクシーの案内や予約代行なども行い、地域への回遊性を高める施設にしていきたい」と話している。
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