観光庁が新たなインバウンド層誘致に向けた今年度の補助金事業採択結果を発表し、(株)T―FORESTRY(ティー・フォレストリー)(小田原市)らが提案したMTB(マウンテンバイク)活用のアドベンチャーツーリズムが全国9事業の一つに選ばれた。海外で人気の屋外レジャーを地域観光の一つに育てようという取り組みだ。
同社は市内久野地域でMTBのトレイルコースなどを運営している。採択を受けたのは「県西森林活用マウンテンバイクアドベンチャーツーリズム」。県西地域の観光地域づくりや魅力発信を行う(一社)かながわ西観光コンベンションビューローと、森林や市街地のガイドツアー構築などに取り組むもので、県内唯一の事業採択となる。
ここ数年、海外からの旅行者ニーズは飲食や物品購入よりも訪問地での体験を楽しむといった「モノからコト」に替わってきている。また欧米ではMTBによるアウトドアレジャーが定着している背景なども考慮し、地域に点在する観光資源をMTBやEバイクと呼ばれる電動MTBを使ったツアーで結ぼうというのが今回の事業だ。
T―FORESTRYの鈴木毅人統括マネジャーは「旅先でスポーティに遊ぶ志向を、点在する観光拠点や地域の自然を知る機会につなげることが目的。小田原城から周辺の総構(そうがまえ)に行く、森から海、畑地へ向かうなど、地域文化を結ぶアドベンチャーツアーが観光コンテンツの一つになれば」と期待する。
幅広い遊び需要に対応
今回の採択は事業期間が今年度中となっており、2月から電動MTBの確保やツアーコースづくり、外国人モニターツアーの実施などを急ピッチで進めるという。
鈴木さんは「県西地域は都心からほど近いのが大きなメリット。朝に来て夕方まで遊んで帰る、または近隣の温泉地に宿泊するといった需要を満たせるものにしていきたい。将来的には日本人向けの観光コンテンツにもなるのでは」と見通しを語る。
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