神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

旧片浦支所 働く複合空間に再生 5月開所に向け改修進む

文化

公開:2022年2月19日

  • X
  • LINE
  • hatena
改修工事をしている旧片浦支所
改修工事をしている旧片浦支所

 小田原市根府川の旧片浦支所が民間提案制度を活用し、コワーキングやレンタルオフィス、ワーケーション宿泊施設として生まれ変わる。運営はオフィスの総合コンサルティングを展開する(株)文祥堂(東京都中央区)で、現在、5月のオープンに向け改修工事が進められている。同制度による事業化は初。

 旧片浦支所は1953年に片浦村役場として建設された木造2階建て。解体が予定されていたが、地域から建物の存続を求める声が数多く寄せられたことを受け、市は「小田原の魅力を生かしたワークプレイスに再生」することを目指し、21年3月に民間提案制度を活用して事業者の募集を行った。

 同制度は市と民間が協議を重ねて事業を作り上げる取り組み。市は応募があった5者の中から文祥堂と(株)空間編集舎(東京都渋谷区)の共同事業を採用し、12月に土地の賃貸借契約及び建物の売買契約を締結した。建物価格は4万4000円だが、文祥堂によると補強や内装など改修工事に数千万円かかる見通し。

レトロな趣を生かす

 改修工事は2月から始まり、現在は小田原城天守閣の改修なども手掛けた地元の宮大工・芹澤毅さんが小田原産木材を取り入れ建物の補強を行っている。芹澤さんは「使える物は使い、歴史ある建物の趣を生かしたい」と話している。文祥堂の事業担当者は「素晴らしいロケーションとレトロな建物を通じて、地域の空気感を感じてもらえる施設にしていくと共に、ニューノーマルな働き方を発信していきたい」と期待を寄せている。

 オープンに向け文祥堂では施設を活用した体験や研修などのプログラム開発やカフェ運営、アート展示や販売を行う協業パートナーを募集している。すでに10件ほどの相談があり、担当者は「片浦地域を一緒に盛り上げたい」と話している。

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のトップニュース最新6

阿武剋関が新入幕

旭丘高校出身

阿武剋関が新入幕

大相撲九月場所で

9月7日

保健、移動支援策など審議

小田原市9月定例会

保健、移動支援策など審議

補正予算案 8億9千万円

9月7日

駅前の地下通路を一新

箱根強羅観光協会

駅前の地下通路を一新

観光客と住民、明るく歓迎

8月31日

移住促進 オンラインで

小田原市

移住促進 オンラインで

コミュニティを開設

8月31日

宿の魅力スケッチで

小田原市出身吉宮晴紀さん

宿の魅力スケッチで

本『お宿図鑑』が話題

8月24日

自販機のペットボトル廃止

真鶴町公共施設

自販機のペットボトル廃止

プラごみ削減を啓発へ

8月24日

立憲民主党 時局講演会スイッチ・オン10.04

佐々木ナオミ衆議院神奈川県第17区総支部長×つじもと清美参議院議員、ゲストは加藤憲一小田原市長

https://naomi-sasaki.com/

<PR>

あっとほーむデスク

  • 9月7日0:00更新

  • 8月31日0:00更新

  • 8月24日0:00更新

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年9月7日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook