「離れのやど 星ヶ山」を運営し、25年ほどにわたり根府川おかめ桜まつりに携わる 内田 昭光さん 小田原市根府川在住 79歳
根府川を小田原の宝物に
○…英国の研究所で開発された早咲きの品種・おかめ桜。小田原市根府川で美しく色付くこの桜を楽しめる「根府川おかめ桜まつり」が2月26日(土)から3月21日(月)まで開かれる。地域の有志と同まつりを始めたのは25年ほど前。「これまで多くの人の協力を得て、この地域に約1000本のおかめ桜を植栽した。散策しながら楽しんでほしい」と語る。
○…生まれも育ちも根府川。ミカン農園の運営のほか、敷地の一部を活用し、1993年にログハウスの宿泊施設「離れのやど 星ヶ山」を開業した。当時、県から「星ヶ山の建物の洋風な雰囲気に合うから」とおかめ桜の植栽を勧められ、同時期に近隣でオープンした飲食店や果物の直売所の経営者たちと、地域におかめ桜の植栽を始めた。すると「2、3年でピンク色の素晴らしい花を咲かせた」ため、多くの人にも見に来てほしいと、数年後に同まつりを始めた。
○…高校時代はカメラに夢中で、写真部の部長も務めた。現在も農業を続けながら趣味で撮影を楽しみ、星ヶ山のパンフレットの写真を自身で撮影するなど、その腕前を仕事に生かしている。また、車にも造詣が深く、40歳ごろからは軍用ジープに凝り始めた。現在はクラシックカー6台を所有しており「孫と一緒に車でケーキを食べに行くのも楽しいですね」。うれしそうにっこり笑う。
○…野山の豊かな自然、白糸川の美しい滝群、眼下に広がる相模湾の眺望。今後も根府川地域にあふれるさまざまな魅力を広く伝え「小田原の宝物として根府川が見直されるようにしていきたい」と熱意を語る。「夢に向かって協力し、汗を流して努力する。夢を実現するためには、皆で力を合わせることが大切ですね」
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