小田原市が3月15日、職員採用試験の説明会を「10時間連続配信」で開催した。説明会参加者や実際の試験申込者が前回を上回るなど、主催した市職員課では初の試みに手ごたえを感じている。
コロナ禍の影響で昨年に続き、今年も配信で行うことになった採用説明会。より多くの情報を参加者に提供しようと、出演する職員を増やしたことなどから、長時間の企画に発展した。
また募集前から「小田原市の魅力は1、2時間じゃ語れないから」「今年はまさかの10時間つなぎっぱなし」などユーモアを交えてPRし、注目を惹く仕掛けも。3月1日の受付開始から10日ほどで定員1千人の参加枠が埋まる結果となった。
大きな障害もなく配信を終えた市職員は「見せ方を工夫したことで『チャレンジングな企画をやれる自治体なんだ』という雰囲気も伝わった。15日から受け付けを始めた採用試験の申込者数も前回を超える見通しとなり、企画してよかった」と話す。
市では通常の説明会開催も検討しながら、遠方からも参加できる配信の利点を活用し、より多くの人材を呼び込みたいとしている。
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