おだわら市民交流センターUMECOで外国人に日本語を教えるボランティア団体「はるの会」(高野千春代表)が今年4月に5周年を迎え、10日に同センターで「はるの会5周年記念お楽しみ会」を行った。
同団体は2017年に発足。「日本語を勉強したいと思っている外国の人たちを、少しでもサポートしたい」という思いから、日本語教室で指導していた経験を生かし、講師5人ほどでスタートした。
当初は国際結婚をした人や技能実習生の参加が中心だったが、「日本語が分からずに学校の授業についていけない」と悩む子どもの参加も増えたという。コロナ禍前は生徒同士の繋がりを深めようとクリスマス会を企画するなど、交流の場も設けた。生徒数が延べ1000人を超えた年もあった。
現在はベトナムやフィリピン、中国、タイなど10カ国以上の生徒が在籍。感染症対策を講じながら、ひらがななどの基礎から日本語検定を目指す人まで、個々に合わせた学習指導を行っている。生徒は「先生は勉強を教えてくれるだけでなく、プライベートの相談に乗ってくれるなど、家族的な存在」と話す。
5周年を迎え、高野代表は「これまで培ってきたものを、今後も繋げていきたい」とコメントした。
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