JR国府津駅ホームの発車メロディーが、5月2日(月)から童謡『みかんの花咲く丘』(加藤省吾作詞・海沼實作曲)に変更される。
この曲は、海沼氏が伊東駅へと向かう列車の車窓からミカン畑の景色を見てメロディーが浮かんだと言われている。国府津商工振興会(朝倉一彰会長)では「国府津付近の車窓に広がるミカン畑を見て着想したと言われている。ゆかりのある曲で地域を盛り上げよう」と発車メロディーにしたいなどの声が上がったという。
JR東日本横浜支社に相談すると、変更には地域の理解が必要なことが分かった。そこで7年ほど前から「みかんの花咲く丘ファミリーコンサート」を定期開催して地域の人により親しみを持ってもらう環境を作るなど、実現に向けて活動を進めてきた。
すでに同曲を発車メロディーに採用している伊東駅と宇佐美駅を有する伊東市とも、小田原市役所などと連携してつながりが生まれた。地域住民や駅利用者にアンケートを取ると大多数が変更に好意的で、機運が高まった。そして昨年度JRから変更が了承された。
記念日制定イベントも
また同会は、変更に合わせて地名の語呂合わせで「5月2日」を「国府津の日」としようと(一社)日本記念日協会に申請、5月1日付で登録が決まった。1日は海沼さんの孫で日本童謡学会理事長の海沼実さんらを招いて関係者で記念セレモニー、2日から31日(火)まで駅周辺の6カ所を回ると抽選で記念グッズや参加賞がもらえるスタンプラリーを実施する。
朝倉会長は「観光客は楽しく、通勤通学の人は元気になるような明るいメロディー。これを機に多くの方に国府津を訪れてほしい」と話している。(問)朝倉会長【電話】090・5320・4363
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