(株)湘南ベルマーレフットサルクラブの代表取締役社長に4月、就任した 佐藤 伸也さん 藤沢市在住 45歳
組織変革の時「もう1段上に」
○…Fリーグ湘南ベルマーレフットサルクラブを運営する新会社代表に4月就任し、これまで追い求めてきた強化や地域浸透というチーム方針をもう1段押し上げる。「競技性と合わせ、事業性や地域貢献などの社会性も同時に走らせ、3市8町のホームタウンからこれまで以上に必要とされるクラブに成長させる時。託された思いを実行していきたい」
○…生まれ育ちは藤沢市。小1から夢中だったサッカーは大学卒業で区切りを付けた。ゼネコンで多忙な日々を過ごしていた20代後半、大学時代の先輩でフットサル選手として活動していた阿久津貴志さん(現リクルートダイレクター)、伊久間洋輔さん(現監督)から連絡を受けた。「Fリーグ立ち上げ時にベルマーレとして参画する、競技普及を目指してフットサル場を作りたい」。仕事が休みの日に拠点整備を手伝ううちにスポーツへの情熱が再燃。2007年新リーグ開幕時にはクラブにフロント入りし、低迷期からチームと苦楽をともにしてきた。
○…選手としては地域のシニアサッカーチーム「鎌倉四十雀(しじゅうから)」主将を務め、夏は自宅近くでサーフィン。仕事も趣味もアクティブに取り組み「今は家にいないことが多い。自由度高く動けるのは家族の理解があってこそ」と、妻と2人の娘の顔を思い浮かべ苦笑い。
○…「小学生からトップ選手まで、チームの一体感を加速させる」。組織トップとして求めるのは選手の成長だ。「ベルマーレの選手だと伝えれば皆から『凄いね!』と言われるチームにしたい。競技以外でもプロ意識を強く持てば人間としても成長できる」。アジアNo.1のチームになり、地域の誇りとなる”アリーナエンタメ”を実現する。大きな挑戦に新組織とともに駆け出した。
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