小田原市が2021年末頃から進めていたJR国府津駅西側の拡張整備が完了し、8月23日に供用が開始された。20分間無料の駐車場(12台収容)を新設し、ロータリーを西側に延伸させたことで、同駅周辺で慢性的に発生していた渋滞の解消が期待される。
国道1号から入場する車両は、駅前広場を左折して同駅西側を迂回することとなる。市の担当者は「朝夕は駅前が車で埋まってしまうので、無料で利用できる駐車場も有効に使っていただければ」と話している。
歩行者と車両の動線が変わることから、交通誘導員が駅前広場入口に2週間程度、駐車場出入口に2カ月間程度配置される。近隣住民は「良い事業だと思う」としながらも、「昨日まで通れていたところが通れなくなる。入口を右折してしまう人もいるのでは」と一抹の不安をのぞかせた。
整備を進めるにあたり市は、安全性や利便性の向上のため、市民や警察などと協議を重ね、ロータリー内の道路拡幅や、歩道への屋根の設置など一部意見を反映させた。供用開始日の記念式典で守屋輝彦市長は「県や警察、地元の自治会などの協力を得て進められた。国府津が新しく生まれ変わり飛躍することを期待する」と話した。
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