真鶴町の地域おこし協力隊員に着任した 松木 一平さん 真鶴町真鶴在住 29歳
真鶴をワクワクする方へ
○…人口減少や高齢化などが進む過疎地域、山村等に移住し、地域の活性化に取り組む「地域おこし協力隊員」として、8月末から真鶴町に着任。主な仕事はサテライトオフィスの誘致、進出を検討する企業のアテンド、関係団体との調整役だ。「まずは誘致の土壌づくり。何が町のためになるのか、町民の声を聞きながら進めたい」と意気込む。1年更新で最長3年間、職務を担う。
○…生まれも育ちも真鶴町。就職を機に20歳で都心へ転居、その後、生活拠点を小田原に移し過ごしてきたが、「この10年で地元の商店街はシャッター街に。このままでは故郷がなくなってしまう」と危機感を抱いていた。今年の春に真鶴町の地域おこしの人材募集が目に留まり、迷わず応募。多くの希望者がいたが「地域を知るUターン者ならではの強み」が決め手になり選ばれた。早くも地元の仲間たちともつながり、アイデアを交換する日々を送る。
○…子どもの頃からの夢「自分の店を持つ」を胸に、京都の老舗料理店の東京支店で3年間の修業を積み、経営を学ぶため小田原のコミュニティカフェの運営にも携わってきた。4月から町内のコワーキングスペース「真鶴テックラボ」でカフェ「ペペコーヒー」を起業。地域おこしの事業と並行しながらの週末限定の営業は「忙しさはあるが、ワクワクを優先」と、2つの仕事を楽しむ。カフェでは地場の果物を使ったドリンクも提供。漁師や町の若者、観光客なども集う。
○…一人暮らしだが、「県西の食材は美味しくて」と毎日キッチンに立つ。休日は潮の香りで目覚め、ゆったりと過ごし充電する。港町の景観を守ってきた地域にリスペストし、「良い事をすることで、町も人も豊かに」と未来を描いた。
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