小田原市内各所で10月23日、県西部を震源とする震度6強の地震発生を想定した自主防災組織主体の「小田原市いっせい総合防災訓練」が行われた。開催に合わせて、市と協定などを結ぶ各団体も訓練を実施した。
広域一般廃棄物事業協同組合
市の訓練開催にあたり、災害時の協定を締結している広域一般廃棄物事業協同組合(加藤誠一理事長)が町田小学校と鴨宮中学校で災害支援訓練を行った。
同組合は県西地域を中心に一般廃棄物処理事業者で組織された団体。この日、市内からは小田原衛生公社、(株)小田原衛生美化サービス、フロンティア1(株)が参加。仮設トイレの設置や避難所の感染症対策で注目されている手洗い設備「可動式手洗い架台」の試運用などが行われた。
上府中自治会連合会・土木建設協同組合
千代小学校では、上府中地区自治会連合会が中心となり水消火器の放水訓練、応急救護訓練などを行った。今回初めて小田原市土木建設協同組合も参加。土砂崩れで道路が寸断された想定で、大型重機を使い通行を復旧させ、また大型土のうを作り崩落を防ぐ措置をした。同組合担当者は「住民の方に復旧作業を見てもらう機会にもなり良かった」と振り返った。
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