小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開：2022年12月10日
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１カップに約２個の栗を使用
地元産の和栗を使い、収穫や選別といった作業を障害者らが担った農福連携の「小田原産和栗ジェラート」がこのほど開発された。小田原牧場アイス工房（市内曽我別所）で試作が重ねられ、栗の香りや甘みが引き出された逸品は今後、同工房での商品化に向けて検討が進められるという。
今回の和栗ジェラートは収穫量が減少傾向にある市内の和栗を活用しようと、社会福祉法人宝安寺社会事業部の福祉施設「ほうあん第一しおん」利用者が収穫から選別、中身のくり抜きまで実施。和栗約30kgで商品開発が行われた。
栗を提供した農家の椎野敏武さんは「栗を食べる習慣が減っているので、栗の美味しさが伝わる良い機会」と喜んだ。
商品開発を進めた同工房の関係者は「ジェラートはミルクに合うように甘みを調整して、栗の食感も残るように仕上げた。このような連携は素敵な話だと思う」と話した。
施設利用者も満足の仕上がりに
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