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小田急線富水踏切 拡幅で相互通行可能に 3月4日から供用開始

社会

公開:2023年3月4日

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狭小部が無くなった「富水5号」(2月27日撮影)
狭小部が無くなった「富水5号」(2月27日撮影)

 長年朝夕の渋滞を引き起こしていた小田急小田原線「富水5号踏切」の道路拡幅が行われ、きょう3月4日から供用開始される。県や国から事故防止の対策が必要と言われてきた「危険踏切」が一つ解消された。

 富水5号は飯田岡入口交差点から西へ向かう生活道路(市道0039)と小田急線との交差部にある踏切。平日の日中で約4700台の車両が通行しているが幅員が狭い箇所で3・7mと、自動車の2車線通行ができず、通勤通学の朝夕は渋滞となっていた。

 2001年に県の事故防止総合対策箇所の指定、昨年には国交省による全国63の「改良すべき踏切道」の1つに指定された同箇所。近隣自治会からも要望書が出されており、市と小田急電鉄(株)は危険解消に向けた協議を重ね、一昨年9月から踏切道の拡幅工事を進めてきた。

 今回の工事で踏切道が7・4mに拡幅され、自動車の相互通行が可能となるほか、歩行空間も確保。また線路横断からの勾配も抑え、走行性も向上している。

 市建設部の担当者は「今までよりスムーズで安全な通行が可能になった。小田急の協力を得て地元の方々の長年の要望に応えられてよかった」と話している。

 拡幅部は4日午前4時頃から供用開始。荒天時などの場合は翌日に順延される。

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