神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

箱根町宮城野 地域でサクラを守る 観光協会、飲食店ら連携で

文化

公開:2023年4月8日

  • X
  • LINE
  • hatena
満開間近のシダレザクラと古屋会長(3月31日撮影)
満開間近のシダレザクラと古屋会長(3月31日撮影)

 箱根町宮城野の早川沿いに植えられている約120本のソメイヨシノやシダレザクラを保全しようと4月1日、同町宮城野木賀観光協会(古屋光章会長)が地元の飲食店やホテルと連携して募金などの活動を始めた。

 満開を迎えたソメイヨシノを見上げて古屋会長は「寿命は約80年だが、ここのサクラは100年経っていると言われる」と話す。同観光協会と町がこれまで、病気の枝を刈り、肥料を与えるなど管理をしてきたが、「手入れが間に合わない川の上流の方から、枝が枯れてきている」と木の老化を感じていたという。

 地域に親しまれ、観光客を魅了してきた宮城野のサクラを後世に残そうと4月1日から、地元協力店の売り上げの一部がサクラ保全のための基金に充てられている。宮城野のハンバーガー店「BOX BURGER」の店主、竹内さや香さんは「多くの人が訪れるとても美しい場所。このままなくしてしまってはいけない」と話す。

あすイベント開催

 あす9日(日)には、上河原公園(宮城野温泉会館前)でチャリティーイベント「さくらマーケット」を開催する。地域の飲食店が出店するほか、箱根中学校のブラスバンド演奏や箱根町在住の尺八奏者工藤煉山さんの演奏などが行われる。正午開始で、飲食物が無くなり次第終了。22日(土)までは午後6時〜9時頃まで、サクラのライトアップも実施(開花状況により日時変更あり)。

 集まった基金で、まずは樹木医による診断を行い、今後の保全の方策を検討していくという。「サクラは宮城野の財産。継続的にチャリティーを呼び掛け、長く楽しむためにメンテナンスしていければ」と古屋会長は話している。

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のトップニュース最新6

新玉小で奉安庫を発見

新玉小で奉安庫を発見

戦前・戦時中の学校伝える

11月23日

有償ボラで介護人材確保

有償ボラで介護人材確保

小田原市、プラスロボと協定

11月23日

「歌とダンスで笑顔に」

「歌とダンスで笑顔に」

同窓会を機にフェスタ企画

11月16日

整備・活用の方針示す

旧市民会館跡地エリア

整備・活用の方針示す

小田原市 基本構想を発表

11月16日

男子駅伝、県で2連覇

相洋高校

男子駅伝、県で2連覇

1区から抜け出し完全優勝

11月9日

3事業にグッドデザイン賞

3事業にグッドデザイン賞

地域に根差す事例が高評価

11月9日

あっとほーむデスク

  • 11月23日0:00更新

  • 11月16日0:00更新

  • 11月9日0:00更新

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

  • 1/Fゆらぎ

    元セリエA記者・佐藤貴洋がFリーグ解析

    1/Fゆらぎ

    1/fゆらぎのような「五感に響く心地よさ」をFリーグで

    11月23日

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook