小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開：2023年7月22日
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東日本大震災の被災地訪問などを行っている小田原市在住の北村千波さんと今野正徳さんら有志が、７月１日から２日にかけて、福島県相馬市方面への視察ツアーを実施した。
同ツアーは、震災より12年経過を受け、復興後の様子やいまだ復興できない現状を実際に見てもらうことを目的に企画。小田原市社会福祉協議会も協力した。震災後に小田原市から相馬市に向けて運行されていたボランティアバスの参加者を中心に参加を呼び掛けて実施された。
ボラバス参加者のほか、初めて現地を訪れる人など22人が参加した。震災遺構となっている浪江町立請戸小学校や相馬市伝承鎮魂祈念館などを訪ねた。参加者は「現地に訪れて見るのと、メディアで見るのと大違いだ」と被害の大きさや今も続く復興を肌で感じていたという。北村さんは「開催できうれしい。地域防災を考えるヒントとなれば」と話していた。
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