小田原相撲連盟に所属する野地陽良(ひたち)さん(箱根町立箱根中学校3年)が、8月6日(日)に両国国技館(東京都)で開催される「第34回全国都道府県中学生相撲選手権大会」に出場する。
野地さんは6月に横須賀市で行われた神奈川県予選会で、軽量級と無差別級に挑んだ。16人がエントリーした軽量級で優勝し、全国大会の切符を手にした。無差別級は5位だった。
3歳のときに2人の兄の影響で相撲を始めた野地さん。小学4年生のときに関東小学生優勝大会の土俵に立った経験があるが、「これまではなかなか結果を残せなかった」と振り返る。それでも「身体が小さくても(自分より)大きな人を倒せる」ことに魅力を感じて練習場所である旭丘高校の相撲場に通い、練習を重ねてきた。
そして迎えた県予選では「何も考えずに無心で挑んだ」という野地さん。優勝が決まったときは「今まで続けてきたことがちょっと実った」とうれしそうに話す。日ごろ同高校相撲部のメンバーに胸を借りてきたといい「優勝を一緒に喜んでくれた」と声を弾ませる。全国選手権大会を目前に控え、「まずは1回戦を突破したい」と力強く話した。
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