小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開：2023年8月12日
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(左から)石渡さん、後藤さん、武藤さん、藤井さんが力を合わせ大会に臨む
８月19日、20日に福岡県で行われる「第25回 紫灘旗（したんき）全国遠的大会」に小田原高校弓道部女子が挑む。日頃取り組む「近的」（28ｍ）から倍以上ある的めがけ、未経験の射距離に弓を引く。
紫灘旗は60ｍ先の的をチームで射抜く「遠的」の全国大会。メンバーは石渡心音さん、後藤怜恵さん、武藤菜桜さん、藤井円さんの２年生４人。５月の関東大会予選（近的）で４位となり、上位２校が辞退したことで出場枠が巡ってきた。
打診を受けて即決したものの、遠的の経験者は石渡さんのみ。練習環境も校内にはなく、横浜にある遠的の練習場に週１回通い全国大会に臨む。
「自分も遠的をやってみたかった」（武藤さん）、「頑張って良い経験にしたい」（後藤さん）と期待もあるが、競技経験のある石渡さんは「県代表に選ばれたからには、って思いはあるけど今も不安が」と苦笑い。加えて大会に出場できるのは３人（１人は補欠）と部員間の競争も。藤井さんは「まずは自分のベストを尽くすこと。選ばれたら本大会で上位を狙いたい」と話す。
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