「のどの神様」として知られる石橋山の佐奈田霊社でこのほど、一般社団法人江戸消防記念会の仲好会が創立100年を迎えたことを記念し、1951年に建立された木遣塚の大改修、記念碑の建立、額の奉納があり、その開眼供養法要が行われた。
佐奈田霊社は1180年(治承4年)、源頼朝が石橋山で挙兵した際、先鋒を任され、初の戦死者となった佐奈田与一義忠を奉っている。味方からの問いかけに「たん」が絡み、声が出ず敵に討たれたという故事にちなみ、声に携わる人などが市内外から多く参詣する。江戸消防記念会の会員たちは木遣歌の稽古に励んでおり、のどを大事にしていることから、霊社を「木遣りの神様」として親しみ、石碑などを寄贈してきた。
この日は、約40人の伴纒を着た頭取たちが参加。仲好会の代表で江戸消防記念会の会長でもある第四区総代の高柳博一さんは「諸先輩が築いてきた仲好会創立100年の節目に、霊社のご好意もあり記念碑の建立と、額を奉納できたことを喜びたい。そして玉垣と台座周囲に記名板があるが、参拝の都度故人を偲び、木遣りに励む拠り所として、更に精進したい」と語っていた。
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