ご当地漫画『小田原観光大使になれるかな』を出版した 後藤 羽矢子さん(本名:長谷川裕世) 小田原市城山在住
漫画で小田原の魅力伝える
○…小田原市在住の漫画家が観光大使を目指して、地元の観光スポットや名物グルメを紹介していく。市内での日常生活をSNSで呟いていたことをきっかけに出版した『小田原観光大使になれるかな』は市内書店の週間ベストセラーで1位を獲得するなど好評で「たくさんの人が買ってくれてうれしい。小田原の魅力を知ってもらえたら」と笑顔を見せる。
○…小田原市出身。「小さい頃から漫画家になると思っていた」と4歳でオリジナルキャラクターを描き始め、中学1年で出版社の漫画コンテストで賞を獲得した。「初めての投稿で賞をもらえたので天狗になった」とその後も投稿を続けたがデビューには至らなかった。それでも「漫画家以外の人生は考えられなかった」。月刊誌の新人賞を獲得し1995年に10年以上かかっての漫画家デビューに「やっとかという気持ちだった」と振り返る。
○…月刊誌の連載が続いていたなか、4コマ漫画の連載も始まり話題を呼んだ。忙しい時期には月に7本の連載を持ち「何もしない日が2日あればいいほうだった」。ネタ出しは「イメージがしやすい」と身の回りの出来事に常に思考を巡らせる。イギリス人と結婚した従妹をモチーフにした『ハーフでいっとこ』やお酒が好きな自身の実体験を基に『うわばみ彼女』などの作品を発表してきた。
○…現在は仕事の息抜きはパン作り。カレーパンや自宅で栽培するバジルを使ったパンなど「褒められるとうれしくて」と熱中してしまう。来年3月には『小田原観光大使―』の続編企画も予定。有名スポットを中心に紹介した1作目とは異なり「地元の人も知らないコアなスポットを紹介していきたい」とまちの魅力を伝え続ける。
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