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小田原市 帯状疱疹 予防接種費用を助成 50歳以上の市民が対象
神経痛のような痛みや水ぶくれなどを引き起こす帯状疱疹について、小田原市は予防接種費用の助成を開始した。疾患の発症や重症化を防ぎ、経済的な負担を軽減するための措置。昨年12月の市議会定例会に補正予算として「帯状疱疹ワクチン接種費用助成事業」(209万7千円)を上程し、可決したもの。
助成が行われるのは帯状疱疹ワクチンの予防接種費用の一部で、対象は【1】接種日に小田原市に住民登録がある50歳以上の人で、【2】2024年1月1日以降に帯状疱疹ワクチンを接種した人。
ワクチンによって助成額が異なり、「生ワクチン」は4000円(1回のみ)、「不活化ワクチン」は1回につき1万円(2回まで)となる。
助成方法
助成は接種後に市へ申請を行うことで接種費用の一部が指定口座に振り込まれる流れ。申請時に接種の費用などが分かる領収証や予診票、支払い口座の写しなどが必要となる。市では今後、準備が整い次第、医療機関窓口での金額差し引きによる助成に変更していく予定だという。
申請方法に関する詳細は小田原市ホームページ(https://www.city.odawara.kanagawa.jp/)で確認するか、市健康づくり課(【電話】0465・47・0828)へ問い合わせを。
帯状疱疹とは…水ぼうそうと同じウイルスによる皮膚の病気。過去に水ぼうそうにかかった人がストレスや加齢等により免疫力が低下することでウイルスが活性化して発症する。神経痛のような痛みから、その後に水ぶくれを伴う発疹が続く。人によっては発症時の痛みの他「帯状疱疹後神経痛」が生じることもあり、痛みが長期間(数カ月〜数年)残ることもある。50歳以上で発症率が高まり、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹を発症するといわれている。
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