年末から年明けにかけて行われた全国高校サッカー選手権で、初出場ながら8強入りを果たした名古屋高校。同校のヘッドコーチを務め、今大会で優勝した青森山田高校でも2018年までGKコーチだったのが大久保隆一郎さん=35・足柄FC出身=だ。
青森山田では学生時代に高校総体、コーチとして選手権を制覇した大久保さん。「コーチでも日本一という目標が叶い、次は看板を外した一人の人間としてどこまでできるか」と敢えて母校を離れ、たどり着いたのが名古屋高校だった。
選手権ではスタンドで参考書を眺めるサッカー部員の姿が話題になるなど、同校は愛知県内でも有数の進学校として知られる。「こうすれば強くなる、巧くなるといったことを教える際、エネルギッシュなコーチングから”なぜなら”という論理的な進め方も提示して、頭でも納得できる伝え方を学びました」と大久保さん。
自分で決断を
強豪校から環境が一変したが「親元を離れてサッカーで勝負する覚悟を決めた子と、これまで文武両道を続けて高い集中力を身に付けてきた子。どちらも手を抜かないし妥協しません」と両校で共通する強さを学んだ。
指導を通じて感じるのは自主性の大切さだ。コーチであれば技術など、保護者であれば進路や将来のことなど「人生の先輩として引き出しに物を入れてあげる。それを取り出す選択はその子に任せる。自分で決断したことに強い意志があるのはなんでも同じだと思います」。
何かに一生懸命になれる最良の世代として、高校サッカーへの思い入れも強い大久保さん。「経験を積んで、いつかは生まれ育った神奈川でも指導ができたらうれしいですね」。秘かな目標を胸に、これからも指導者の道を進んでいく。
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