いま、小田原ゆかりの力士から目が離せない―。新名学園旭丘高校(水野浩理事長・学校長)の相撲部出身で大相撲五月場所(5月12日〜26日・両国国技館)から新十両昇進を果たした阿武剋(おうのかつ)関(24・阿武松部屋)が13勝2敗の成績を残し、優勝まであと一歩と迫った。
初土俵から4場所目のスピード出世で、まだまげが結えない”ざんばら髪”で挑んだ今場所。新十両ながら、優勝争いに絡んだ。高校時代に指導した岸田光弘監督は「幕下のときは流れのつかみ方が不安定なところもあったが、新十両に上がり落ち着いて相撲を取れていた」とコメント。場所後に本人に会った際は優勝をしたかったと悔しがっていたと言い、「しっかり精進し、上を目指して欲しい」と激励した。
また阿武剋関と同級生で同校相撲部で汗を流した旭海雄(きょくかいゆう)(大島部屋)も三段目で全勝優勝を飾った。岸田監督は「優勝決定戦は厳しい戦いだった。全勝での優勝は素晴らしいと思う」と教え子の成長に声を弾ませた。
2人は小田原を故郷と思っていると岸田監督。「地元の皆さんの応援が彼らの力になる。これからも応援よろしくお願いいたします」と話した。
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