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真鶴音頭が「ふる里の民踊」に 地元保存会の活動が評価

文化

公開:2024年6月22日

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感謝状を持つ森会長(中央)と鶴の振り付けを披露する福禄さん(左)と内藤さん(右)
感謝状を持つ森会長(中央)と鶴の振り付けを披露する福禄さん(左)と内藤さん(右)

 真鶴音頭岩音頭保存会(森操会長・87)が保存、普及に取り組む「真鶴音頭」が全国普及曲として、(公社)日本フォークダンス連盟が監修する「ふる里の民踊」(第64集)に採用された。6月10日から12日にかけて新潟県で開催された全国日本民踊講習会では、課題曲として全国500人の民踊指導者に披露された。

 「ふる里の民踊」は、埋もれゆく日本民踊の普及・発展に寄与するために、各地の民謡の唄・踊りを現地調査した資料をもとに制作されている音楽アルバム。真鶴音頭は、1934年の真鶴漁港の完成を祝い作られた。歌詞には三ツ石や鵐窟(しとどのいわや)など町内の名所が登場し、鶴を模した振り付けもあり町民に親しまれ、岩地域の岩音頭とともに地元の婦人会などが踊り継いできた。

 森会長は、町の体協レクリエーション部で真鶴音頭の踊りを教え始め、40年以上にわたり指導を続けている継承者のひとり。一時期は40人以上の踊り手がおり、神奈川国体に出演するなど盛り上がりを見せていたが、高齢化により踊り手は半減。「なんとか地域の音頭を後世に残したい」と仲間と10年前に保存会を立ち上げた。

 保存会には70代を中心に30・40代など25人で活動。毎月の稽古に加え、地域の催しにも積極的に出演し活動している。地道な取り組みが日本フォークダンス連盟神奈川県支部の目に留まり、「ふる里の民踊」候補として推薦され、音頭の歴史や活動、踊りの動画などを審査され、採用が決まったという。

 森会長は「民踊に携わっている人なら一度は憧れる目標。真鶴音頭が誕生して90年の節目の年に日本のみなさんに紹介できる」と喜びを語った。また、曲採用に伴って開催された全国日本民踊講習会には、長年一緒に踊りを続けてきた内藤昌子さん(83)と福禄久美子さん(85)と3人で参加。「大きな舞台で緊張したが、評判はよかった」と安堵の表情。「ふる里の民踊」(第64集)には、真鶴音頭を含め北海道や宮崎県などの全8曲を収録。キングレコードからCDとDVDが8月中旬に発売される。

真鶴町民文化祭出演時の保存会(真鶴町提供)
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