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西湘クィアプライド 真鶴で100人のパレード LGBTQ+、知る契機に

社会

公開:2024年7月6日

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びびさん(先頭左)の呼び掛けで、LGBTQ+当事者や支援者が行進に参加した(西湘クィアプライド提供)
びびさん(先頭左)の呼び掛けで、LGBTQ+当事者や支援者が行進に参加した(西湘クィアプライド提供)

 西湘地域に住むLGBTQ+(性的少数者など)当事者らで構成される「西湘クィアプライド」が啓蒙活動の一環として6月30日、真鶴町で「プライドパレード」を実施した。

 プライドパレードは多様な性の在り方を知ってもらうことを目的とした行進、表現活動。真鶴町に住むフランス出身のびびさん(34)が中心となり準備を進め昨年に続き2度目の開催を迎えた。

 クィア(性的少数者)の女性で、3年前に真鶴町に引っ越してきたびびさん。世間的にはヘイトや差別の声もあり、「怖い、私がやらなくても」と悩んだこともあったというが「動かないと何も生まれない。この町に住み続けるなら存在を知ってもらい、応援してもらえるように」との思いで活動を続けている。

 パレードは、デモのような抗議・主張の場ではなく、誰もが参加しやすい「知るきっかけ」となる場を目指して行われた。真鶴駅から真鶴港までの行進ルートでは、約10の商店が多様な性を象徴するレインボーの旗を店頭に掛け、温かく参加者を歓迎。県内外から訪れた約100人の当事者やアライ(支援者)が互いに交流を深めていた。

 現在パレードを実施しているのは同団体が県内で唯一といい、活動開始以降日々のコミュニケーションから地域住民の意識変化を感じるという。「これまで小さなまちのクィアはつらさを隠し、大きなまちに逃げないといけなかった。でも小さいからこそ身近なところから変えていける」とびびさんは力強く語った。

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