神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

小田原市 市監査委から勧告 清閑亭の契約等 再調査も

社会

公開:2024年7月13日

  • X
  • LINE
  • hatena

 小田原市所有の国登録有形文化財「清閑亭」(南町)の民間事業者との賃貸借契約や増築、賃料等が、違法や不当であるなどとする住民監査請求について、市監査委員は6月27日付で市に勧告した。市は7月2日、監査結果を公表した。

 監査委では8つの請求のうち7つを監査対象とした。

 そのうち民間事業者との契約締結について、請求人は、事業者選定の手法が長の裁量権の逸脱または濫用に当たり違法であるとして、契約解除を求めている。監査委は、民間提案制度によるもので審査委員会により最高点の事業者を選定しており、長の裁量権の逸脱または濫用に当たらないとして、請求人の請求には理由がないとした。

 ただし、事業者選定後に特記事項で禁止していた厨房等の増築を認めたことについては、恣意的変更か合理的な裁量判断による決定であったかを監査するための詳細協議の記録が残っておらず、判断に必要な証拠が入手できなかったとした。

 この点について監査委は、市長に対し、外部の専門家等を交えた詳細の再調査と適否の検証を3カ月以内に行うことを勧告した。

 増築部分の所有権が事業者に帰属し敷地を使用させていることが違法であるという請求には、関係職員が「契約終了までに事業者が所有権を放棄し、市に帰属させることになっている」と述べているが、市所有の土地に第三者の建物が経っているのは民法上の不法行為と言うべきもの、と判断。検証結果を踏まえ、速やかに適法な状態にする、または必要な措置を講じることを勧告した。

 月額20万円の貸付料が著しく低廉であるという請求人の主張には、市財産規則に基づき算出され詳細協議により決定されてているとして、認められないとした。

 監査結果は市ホームページで公開している。

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のローカルニュース最新6

間違いも楽しむカフェ

間違いも楽しむカフェ

認知症高齢者が接客

11月30日

川崎長太郎にフォーカス

おだわら城町アート

川崎長太郎にフォーカス

11月30日

シニア劇団の事例等紹介

シニア劇団の事例等紹介

箱根湯本で未病サミット

11月30日

伝統の獅子舞を披露

伝統の獅子舞を披露

岡田美術館で

11月30日

光と影の作品展

光と影の作品展

飛鳥画廊で12月8日まで

11月30日

サンタが家にやってくる

サンタが家にやってくる

訪問希望の家庭を募集

11月30日

あっとほーむデスク

  • 11月30日0:00更新

  • 11月23日0:00更新

  • 11月16日0:00更新

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

  • 1/Fゆらぎ

    元セリエA記者・佐藤貴洋がFリーグ解析

    1/Fゆらぎ

    1/fゆらぎのような「五感に響く心地よさ」をFリーグで

    11月23日

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月30日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook