小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開：2024年8月10日
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協定書を持つ小山田代表(中央右)と山神町長(右）
合同会社小田原かなごてファーム（小山田大和代表／小田原市成田）は７月23日、開成町と「災害時におけるソーラー発電設備による電力供給に関する協定」を締結した。
同社は、農地に太陽光発電パネルを設置しその下で農作物を育てる「ソーラーシェアリング」を展開。小田原市周辺の耕作放棄地で建設を進め、これまで６機で発電を行なっている。開成町では来年１月の稼働を目指し、７号機「開成あじさいの里ソーラーシェアリング」（パネル容量１２１ｋＷ）の計画を進めている。
協定は小山田代表が、災害時に７号機から電力を無料供給することを開成町に提案したもの。大規模停電で、町の指定避難所などで電力供給が停止した場合でもソーラー発電設備から電力を確保できることになる。
町役場で行われた協定式で小山田代表は「開成町のソーラーシェアリングは、水がきれいな土地という利点を活かし水田で米作りを行う。協定を締結できてうれしい」とあいさつ。山神裕町長は「こうした取り組みを行う会社とつながりが持てたことは有意義。協定がゴールではなく、顔の見える関係を構築し実効性のあるものにしたい」と話した。
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