廃棄される果物を活用する取り組みとして、箱根湯の花プリンスホテルが小田原市で柑橘などを栽培するはれやか農園とコラボして、ハーバリウム作りの体験ができる宿泊プランの販売を始める。
プランを作ったのは同ホテルで企画や広報を担当する櫻井幹大さん(27)と同農園の代表・槇紗加さん(25)の若手2人。SDGsの観点で新しい取り組みに挑戦している。
ハーバリウムとは、乾燥させたフルーツや花をオイルに閉じ込めるインテリア雑貨。今回のプランでは、はれやか農園で規格外となったレモンやミカンなどのフルーツを使用する。櫻井さんは「廃棄物の活用には会社としても注目していた」と言い、箱根への玄関口である小田原との結びつきを意識して、小田原で伝統的に栽培されている柑橘をハーバリウムに活用するプランを企画した。箱根は地理的な条件から農地が少ない。観光農園を目指す槇さんは「ゆくゆくは農作業体験などができるプログラムもできれば」と展望を話した。
同プランの販売期間は2024年12月1日(日)から25年1月31日(金)まで。料金など詳細は同ホテルのHPで確認を。
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