11月30日から開催されるODAWARAえっさホイおどり2024の実行委員長を務める 中津川 樹生(みきお)さん 松田町在住 28歳
秘めた情熱のよさこい人
○…童謡『おさるのかごや』や「小田原ちょうちん」といった小田原のエッセンスを盛り込んだよさこい「ODAWARAえっさホイおどり」の実行委員長に最年少で抜擢された。前委員長から予想外の任命に不安をにじませつつも、祭りを作ってきた先輩たちのサポートが背中を押している。「踊る人も見る人も楽しめるイベントにしたい。また来年、再来年とつなげていけたら」と責任感がうかがえた。
○…小田原市出身。小学3年で松田町に引越し、キッズダンスを習い始めた。その教室の講師が大井町のよさこいチームの代表だったこともあり、中学3年からチームに所属し、えっさホイにもその当時から参加している。活動を続けていくなかで次第に「自分で演舞を作りたい」と19歳の時、同世代のチームの仲間と「よさこい魂 和(あい)」を設立した。
○…さらなるスキルアップを目指し昨年の夏から2カ月間、よさこいの本場・高知のチームに参加。休日に月2回ほど足を運んでハードな練習を経験し、「本場の熱量や振り付けの奥深さに触れて学びが多かった」と意欲がさらに強まった。冷静で柔らかな語り口だが、「あの瞬間にスイッチが入るんです」。音楽が鳴ると一変し、踊りから情熱が溢れ出る。
○…祖母の介護を手伝えるようにと高校卒業後から、市内で介護事業を展開する会社で相談員として働く。高校時代の体育教師に誘われて10年ほど前から、町の陸上チームにも参加。秋から体作りを始め、朝、昼休み、夜と走るのが日課に。今年初めて、市町村対抗駅伝を走った。よさこい、陸上などストイックさが伝わるが「努力というより、食事やお風呂など生活の一部。時にはサボる日もあります」と照れ笑い。
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