健康と病気の間を意味する「未病」について専門家らが議論する国際シンポジウム「ME―BYOサミット神奈川2024」が11月7日・8日の2日間、箱根町の湯本富士屋ホテルで開催され、健康長寿社会の実現と新産業の創出などが議論された。
「未病とエンタメの可能性」について議論するセッションでは、スピーカーの一人として横須賀を拠点に活動するシニア劇団「よっしゃ‼」を率いる劇作家の横田和弘さんが登壇。シニア劇団について「みんなのポジティブな表情と笑顔を見てください」と話し、稽古風景などをまとめた映像を流した。
「(劇団員のメンバーが)歳をとるごとに元気になっている不思議な現象を目にしています」と話す横田さん。シニア劇団の稽古場を中継でつなぎ、劇団員による歌と踊りも披露された。最高齢の劇団員である小林悦子さん(91)は、黒岩祐治知事から今後の目標を聞かれ「新しいことに常に挑戦し続けたい」と話すと、会場は大きな拍手で包まれた。
黒岩知事は小田原市や綾瀬市にもシニア劇団があることに言及したうえで「エンターテイメントの力が、こんな風に使えることがわかり、広がることで、結果としてみんなが健康で元気になってくれたら」と話した。
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