小田原市成田に建設が進められていた新しい「小田原市学校給食センター」がこのほど竣工し、11月26日に報道陣向けの内覧会が行われた。来年4月から、市内8中学校(城山、白鷗、白山、鴨宮、千代、酒匂、泉、城北)の給食がここから提供される。
現在の学校給食センター(飯泉)は1972年に建築。老朽化が課題となっていたため、市は2019年から新施設の整備事業を始め、公募で決まった瀬戸建設株式会社を代表者とする共同事業体が建築や整備を進めてきた。
新施設の変更点は主に3つ。これまで1つの食器に盛り付けるランチプレート式だったが、4月からは個別食器に分けて食事が盛り付けられる。また、アレルギー対象調理室を設けたことで、特定原材料8品目の食材を取り除いた食事の提供が可能となる。このほか、新しい調理器具も導入。真空冷却器を使うことで和え物が提供できるなど献立メニューの幅が広がるという。
新施設は鉄骨造2階建てで、面積は2291・09平方メートル。浸水の影響を受けないように建設地を造成したほか、調理室には止水板の設置が可能な設計となっており、災害時には炊き出し施設としての運用も想定されている。
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寄付12月7日 |