神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

木工職人の技を競う「木工─1グランプリ」で最高賞のグランプリを受賞した 岩宮 千尋さん 座間市在住 35歳

公開:2024年12月21日

  • X
  • LINE
  • hatena
岩宮 千尋さん

木で物語を紡ぐ

 ○…小田原・箱根地域で活動する木工職人の技と発想力を競う「木工-1グランプリ」で121作品の中から頂点に選ばれた。「大会テーマの『こころおどる』を私なりに表現できたのかな」と照れ笑い。作品のイメージは空飛ぶ巨大な飛行船。船体部分の丸い寄木から伸びる細い針金は空想的な浮遊感を表現している。「なにが動力なんだろうとか、ミニチュアになった気分で作品から物語を感じてほしい」

 ○…木に興味を持ったのは美大生の頃。ゼミ室にあったザラザラした木片ををなんとなく紙やすりで磨いてみた。「だんだんきれいになっていくのが面白くて。木っていいものだなと」。卒業後は小田原の木工雑貨の製作会社に就職。「好きなものを作りたい」と2016年に退職後、座間市内の自宅に「木工房千舟(ちふね)」を構えた。

 ○…制作の軸は「物語を感じるような作品」。学生時代に虜になったSFやファンタジーの作品がインスピレーションの原点。「わくわくする世界観を形にしたい」、一時は舞台美術を志したこともあったが、「チームでやるよりひとりで考えるのが好きだった」。現在は木工を通して物語を紡ぐ。色合いや木目、さまざまな木の個性により作品の魅力が深まるという。「想像できないような表情を見せてくれる。木の力を借りて作品を形にできています」

 ○…小田原は第二の故郷という。「職人さんから端材をもらったり、先輩にコンテストの出場を薦めてもらったり」。独立した今も交流が続いている。三の丸ホールに飾られた木工アートに若手職人の一人として携わったことも。「自分が活動できるのも職人の方々が伝統技術を受け継いでいるからこそ」と、尊敬は尽きない。「人のぬくもりに感謝しています」

湘南巻き爪矯正院 小田原院

無料相談会実施中!神奈川16店舗展開 施術実績41万回超 切らない・痛くない「負担の少ない施術」

https://www.shonanmakitume.com/odawara/

<PR>

小田原・箱根・湯河原・真鶴版の人物風土記最新6

岩宮 千尋さん

木工職人の技を競う「木工─1グランプリ」で最高賞のグランプリを受賞した

岩宮 千尋さん

座間市在住 35歳

12月21日

内藤 淳一朗さん

小田原市食育イベントで講師を務めるスーパー「ヤオマサ」の鮮魚バイヤー

内藤 淳一朗さん

小田原市国府津在住 49歳

12月14日

齋藤 良行さん

ゲストハウス「Have a Nice Day!」のオーナーを務める

齋藤 良行さん

小田原市在勤 35歳

12月7日

川井 健司さん

「注文をまちがえる あつまあるかふぇ」を中心となって企画した

川井 健司さん

南足柄市在住 43歳

11月30日

大橋 史明(ふみあき)さん

箱根登山電車3000形「アレグラ号」の就役10周年を記念した写真展を行う

大橋 史明(ふみあき)さん

秦野市在住 28歳

11月23日

中津川 樹生(みきお)さん

11月30日から開催されるODAWARAえっさホイおどり2024の実行委員長を務める

中津川 樹生(みきお)さん

松田町在住 28歳

11月16日

あっとほーむデスク

  • 12月21日0:00更新

  • 12月14日0:00更新

  • 12月7日0:00更新

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

  • 1/Fゆらぎ

    元セリエA記者・佐藤貴洋がFリーグ解析

    1/Fゆらぎ

    1/fゆらぎのような「五感に響く心地よさ」をFリーグで

    12月14日

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年12月21日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook