ミヒャエル・エンデの名作『モモ』を市民出演者26人とプロの演劇スタッフが共に創作する「劇場留学〜『モモ』と時間の旅〜」が小田原三の丸ホールで3月28日(金)〜30日(日)に上演される。舞台を創り上げるまでのレポート2回目。
約1カ月ぶりとなった稽古は、1月11日、12日に開催。「プレ稽古」として位置づけられ、出演者をプロ意識に変えるための2日間だ。
まず、台本から自分の好きな台詞をピックアップして暗記で一人ずつ発表することからスタート。メンバーの前に立ち、緊張の面持ちの出演者たちだったが、次第に集中していく。さらに演出の川口智子さんから役に対する意識をつくるコツを教わりながら、前回の稽古で読み切れなかった台本の読み合わせを実施。また、木原浩太さんによる振付のダンスパートの練習も始まり、俳優の埜本幸良さんからは、発声の基礎も学んだ。「演劇作品上演への具体的な道筋がみえてきた稽古になった」と出演者たち。今後はさらに作品への理解を深め、役作りに取り組んでいく。
関連イベントとして 「川口智子とミヒャエル・エンデ『モモ』を語ろう」が1月26日(日)午後2時〜、南十字(書店)で開催される。問い合わせは同ホール(問)【電話】0465・20・4152
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