ケアラー支援を主軸に行う「(一社)MilkyWay」の代表理事 小林 貴喜(あつき)さん 小田原市寿町在住 60歳
全力で手を差し伸べる
○…家族の介護や看病を行うケアラーへの支援を目的とした集いの場「ケアラーズカフェLuana」を昨年春から月1回開催している。ここでは、家族や隣人には言えない本音や弱音を吐き出して、ケアラー同士でつながることができる。これは「ずっと心の中で考えていたこと」。一人で苦労を抱え込むと精神的にも追い詰められる。外の人や情報にアクセスできることや頼れる関係づくりの必要性を説く。
○…少子高齢化や核家族化が進む日本では、今後ますますケアラー支援の重要度が増す。「熱量がないと変わらない」と言い、医療や介護、法律などの専門職を巻き込み、冊子の配布や講演会などを通して積極的な支援に取り組む。「市民活動で終わらせないために」と、1月には早くも一般社団法人の法人格を取得、継続させるための体制づくりを強化する。
○…自身も小学生のころは精神疾患の父親をサポートする「ヤングケアラー」だった。家庭は経済的、精神的に不安定で、学校ではいじめにも遭った。「子どもらしくしていられない」と早くから自立への志向が強かった。奨学金で入学できる看護の専門高校に進み、看護師として小田原市立病院に勤務。その後も、民間企業の健康管理室や地域包括支援センターなどで働き、顕在化していない数々のケアラーの課題が身近にあることを知った。家庭では三男に障害があり、ここでもケアと向き合った。
○…大好きな漫画『ONE PIECE』の主人公のように、「仲間がいれば乗り越えられる」と突き抜けた明るさ。「私も一人ではここまで強くなれなかった。助けてもらったから、その恩を返していく。これまでの経験がピースとなり形になっていくのがワクワクする」と笑ってみせた。
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