片浦小放射線量 数値下がらず再除染 「地中に染み込んだ可能性」 国基準は下回る
市は2日、片浦小、江之浦・早川保育園で市の除染基準0・19μSv/hを超える放射線量を検出したと発表。除染を行ったが、片浦小校舎裏だけは線量が下がらず、再除染を行った。
計測は全国でホットスポットの発見が相次いだ事を受け、雨どいや側溝などを測定場所に追加し、比較的線量の高い地域に絞って実施された。片浦小では先月26日、雨どい下を中心に校内5箇所を計測。校舎裏は地表50cm地点で0・29μSv/hを示した。翌27日に表土を除去したが、10cm掘った地面の数値が0・30μSv/hと上昇した。
除染効果が得られなかった原因について環境保護課は「雨どいが壊れ、地中に染み込んだ可能性がある」と分析。国の除染基準は下回っているが、教育委員会では「子どもの安全・安心を考え、万全を期すために」再除染を実施。同課と薬剤師から「土をさらに被せる必要がある」との指導を受け、16日に土を盛る作業にあたった。
※μSv/hは
マイクロシーベルト/毎時
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