市議会議員の鈴木美伸(よしのぶ)氏(59)が5月に行われる小田原市長選挙へ出馬の意志を固めた。11日に本紙の取材で明らかにした。鈴木氏は「マニフェストが実行できない加藤氏に任せてはいけない」と現職を批判。「市庁舎は耐震補強ではなく、ホールや防災機能を併設した複合タワー庁舎としてお城通り地区再開発事業地に移転すべき。市長の報酬・期末手当50%カットと退職手当の廃止を断行し、市職員の給料、期末手当も10%カットしたい」と政策を訴えた。
先に立候補を表明した大野氏と鈴木氏は市議会で同じ会派に所属する。大野氏には9日の会派の会合で出馬の意向を伝えたという。鈴木氏は「大野氏の足を引っ張りたくて出馬するのではない。訴えたい政策が異なるから」と話す。
また、市議会3月定例会最終日の3月23日に辞職願を提出する考えを示した。鈴木氏が3月中に辞職すれば、市議会の補欠選挙も行われることになる。鈴木氏は2003年に市議会議員に初当選し3期目。現在、市長選には現職の加藤憲一氏、市議会議員の大野眞一氏が立候補を表明している。
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