大野眞一氏は、市議会議員通算7期の経験、市議選でトップ当選を続けてきた地盤を基礎に、市民税10%減税や市長報酬50%カットなどの政策を訴えた。また、「減税日本」の推薦を受け、選挙中は河村たかし名古屋市長も応援に駆けつけた。しかし小田原市民の選択は、大野氏による変革よりも加藤氏の続投だった。
落選が決まると、大野氏は集まっていた支援者に「私の不徳の致すところ」と深々と頭を下げた。また、選挙戦を振り返り「早朝からありがとうございました。ご尽力いただき、感謝を申し上げます」と謝辞を述べた。敗戦の要因について「小田原を何とかしたいという気持ちで臨んだが、説明不足もあり、訴えていた政策が浸透しなかった。加藤市長には小田原を元気に盛り上げていってほしい」と話した。
鈴木氏3年後の市議選出馬か?
市議会議員を辞職し、選挙戦に臨んだ鈴木美伸氏。防災対策日本一のまちづくりなど自ら作詞した歌で政策を訴えるユニークな選挙活動を展開したが、得票数は4951票。有効得票数の十分の一に届かなかったため、供託金100万円の没収が確定した。
当社の取材に対し鈴木氏は「思ったよりも現職が強かった。浮動票を狙っていたがこなかった。むしろ無かったのかもしれない。予測が外れた」と話した。また、「3年後の市議選は協力してくれる人がいるのならば是非立候補したい」と今後の展望を話した。
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