小田原から進む日韓交流 少年サッカー親善試合
韓国の済州(チェジュ)島と3年前から続いている少年サッカーの親善交流試合が8月に開催された。小田原・済州友好交流協会(原義明会長)が主催するこの試合は3回目となり、済州島の子どもたち18人と指導者らを招へい。大磯町の星槎湘南スタジアムで、小田原市と湯河原町から選抜された小学6年生と熱戦を繰り広げた。
試合後の交流会では、「言葉が異なるのに仲良く通じ合っていた」と関係者を驚かせた。食事では特にラーメンとカニが人気だった。10人の会員から始まった協会は今年、個人18人と40社の協賛を得た。「今後も協賛してくださる個人、企業を募り、他の競技にも広げていきたい」と原会長は意気込みを語った。来年は小田原の子どもたちが済州島を訪れる予定だ。
また、9月30日には市内板橋の韓国人会館で韓日交流祭が開催された。子どもたちのメッセージが書かれたサッカーボールが原会長から民団神奈川県地方本部の黄昌(ファンチャンジュ)柱常任顧問に手渡された。黄さんは済州島の出身で、交流試合を支える立役者でもある。「竹島問題など政治が揺れる中、民間で交流を進めていけたら」と黄さんは話していた。
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