2014年4月から行われていた、小田原市役所本庁舎の耐震改修工事が2月15日に完了した。
庁舎は市内の公共施設では初となる免震装置を建物の地下に設置。地盤と建物を切り離すことで、地震の揺れを吸収し、建物に揺れを伝わりにくくする工法がとられた。建物は震度7の地震にも耐えられるようになった。
庁舎外壁面の数カ所には、免震構造であることを知らせるプレートが新たに設置された。そこには地震の時に建物が動くため建物にぶつかったり、挟まれないよう周囲から離れて欲しい旨が示されている。
工事終了に伴い、これまで車両通行禁止だった正面玄関、けやき連絡口、南東通用口は通行可能に。さらに、けやき通り側の駐輪場が改修され、スロープ付きの駐輪場(主に市職員用)となった。計80台以上の来庁者用駐輪場は各出入り口付近等に用意されている。
次は「けやき」耐震化4、5月は全館閉館
2月16日からは、市役所隣の市生涯学習センターけやきの耐震改修工事が始まった。
これに伴い、建物1階部分と、建物に隣接する西側と北側の駐車場が使用できなくなる。替わりにこれまで公用車を駐車していた車庫棟を開放。50台以上の駐車が可能となった。
市庁舎工事の際、資材置き場だったけやき東側のスペースにも2月下旬から駐車可能。駐輪場はけやき通り側を使用できる。
館内は、耐震工事と並行して、屋上の防水工事も行う。そのため、4、5月は市職員がいる2階窓口を除く全館が停電となるため、一切の使用が不可能となり閉館する。
4階の第2、3、4会議室は4月の一時閉館後、6月7日過ぎから、順次使用できるようになる。そのほかの会議室等は利用可能となり次第、市ホームページ等で周知する。舞台、およびホールは天井の耐震工事も行うため、4月以降2017年1月まで使用できない。
工事作業時間は月曜日から土曜日の午前8時から午後6時。工事期間は17年3月3日まで。
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