大相撲の横綱・日馬富士関が8月23日、旭丘高校(水野浩理事長)で行われた「第2回夏季少年相撲教室」にゲストとして来校した。
教室は昨年から行われているもの。同校では相撲部が創部した翌年、荻窪に相撲場を完成させ、相撲部の練習とともに、地域の子どもたちのために相撲場を開放し、相撲教室を開催している。
地域の関係者が、子どもたちに本物の力士と触れ合う機会を作れれば、と打診したところ伊勢ケ濱親方(元横綱・旭富士)が賛同。昨年は大関・照ノ富士関ら伊勢ケ濱部屋の力士が訪れた。
今年は横綱・日馬富士関の他、7月場所で敢闘賞を受賞し、9月場所から関脇昇進が決まっている宝富士関らが参加した。
教室では五百羅漢保育園や報徳幼稚園などの園児を含む小中学生60人が、力士の胸を借りた。相撲教室の後は日馬富士関、宝富士関からサイン色紙がプレゼントされた。
この日は、同校相撲部の矢野雄一郎君(3年)が伊勢ケ濱部屋へ入門がすることが決まり、来年1月にもデビューの予定であることが発表され、出席者から応援の拍手が送られた。伊勢ケ濱親方は「これからも地域から強い力士を発掘していきたい」と話した。
中学生の頃、千代の山や大内山が好きだったという水野理事長は「礼に始まり礼に終わる相撲には、人の生き方を作る力がある」と語り、「勝者が敗者を称える相撲は、子どもにも良い影響を与えるはず」と目を細めていた。
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