小田原市が進める小田原駅東口お城通り地区の再開発で、広域交流施設ゾーンの整備を行う事業者に、市内栄町の万葉倶楽部(株)が優先交渉権者として選出された。施設は、2019(平成31)年中頃の完成を予定している。
ラスカ小田原と市民交流センターUMECOの間に建設する広域交流施設ゾーンの整備にあたり、11月中旬までに4事業者が企画を提案。12月16日に市役所でそれぞれからプレゼンを受けた選定委員会が審査し、26日に優先交渉権者を発表した。
事業計画予定地は約6000平方メートル。市は、ホテルの客室をはじめ図書館や子育て支援機能を持つ公共施設と、商業、コンベンション機能を併設する実施方針を示し、事業提案を募集していた。
万葉倶楽部の提案は、1階に大型バスの待機所を設けることで、「『藤棚』で降りて小田原城を見学した人が、駅周辺を回遊してバスに戻ってきてもらえれば」と地域経済の振興を目指す内容だった。高橋眞己専務(55)は「中心市街地の活性化に貢献したい」と話した。
選定委員の講評や、具体的な提案内容などについては、1月下旬を目途に公表。今年度中に基本協定を締結、来年度以降に施設の設計をした上で着工する。次点は、ルートインジャパン(株)と(株)新都市ライフホールディングスによる共同事業体だった。
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