小田原ボーイズ(大野和也監督)が4、5月に各地で行われた関東ボーイズリーグ大会で予選ブロック5試合を勝ちあがり、創立初の決勝トーナメントに進出。決勝Tでは佐野ボーイズに敗れたが、東日本167チーム中、ベスト8入りを果たした。
これまで2回戦の壁を越えられずにいたチームは、エースを怪我で欠く中、田村世那主将と斉藤幸大君の二投手が奮闘。要所での継投と「ランナーを背負っても焦らない守り」(大野監督)で4試合を1失点以内に抑える安定感をみせた。
一方打撃では、今大会13打数10安打と大暴れした風間健太郎君を加えたクリーンナップを中心に着実に加点。意表を突くエンドランなど機動力を生かした作戦も的中し「勝負所で点が取れる野球ができるようになった」と監督も納得顔だ。
別リーグ所属の西相模ヤングベースボールクラブと合併し、新体制となった今春。これまでの練習方針などの違いから、衝突する場面も多かった。西相模でプレーしていた小泉護君は「最初はぎくしゃくした雰囲気があったが、今は言い合える仲間になった」とチームの進化を口にする。
「お互いのミスをカバーしあい、一致団結できた。初の決勝T進出は素直にうれしい」と田村主将。再スタートの中で芽生えた競争心はチームを一つにし、「闘う集団」へと成長をとげる大会となった。
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