青々とした芝生のグラウンドを疾走するラガーマンたち。西湘高校ラグビー部の在校生とOBが3月25日、城山陸上競技場で卒業記念交流試合を行った。
同校ラグビー部は1976年度に創設。90年代後半に一度は廃部になったが2002年に復活した。OB戦は5年前にスタートし、参加者も当初の5人から年々増え今回は約30人が集まった。
創部メンバーらもスタンドで見守るなか、元日本代表の野澤武史さんによる始球式に続いていよいよ試合開始。卒業する3年生と在校生部員、OBのほか旭丘高や小田原ラグビーフットボールクラブの選手も加わり約20分間の4試合を行った。
4月に異動が決まっていたラグビー部顧問・三枝祐太教諭(34)。「いろいろ教えてきた。思い切ってぶつかってきてほしい」と教え子への思いを胸にグラウンドを駆け回った。
この日のOB最年長出場となった出野一男さん(48・南足柄市)は、高校時代スクラムハーフとして活躍。親子ほども歳の違う選手たちとのプレーに心地よい汗を流しながら、「ラグビーだけでなく、人生や仕事の相談にも乗ってあげられれば」と笑顔を見せた。
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