内閣府は4月29日、2018年春の叙勲・褒章の受章者を発表した。小田原市からは三上誠司さん(75)が旭日双光章を、小関典明さん(65)が黄綬褒章を受章した。
58年間、鏝(コテ)一丁、左官職人の道を邁進してきた三上さん。寿町で左官工事一式を請け負う(株)三上工業を経営。県左官業組合連合会長も務め、若い世代への技の伝承に力を注ぐ。「章の重さをバネに変え、今まで以上に若い担い手の育成に尽力したい」と力を込めた。
5月15日に東京都内で行われた伝達式で、受章者を代表して謝辞を述べた小関さん。「練習もなかったので緊張しました」と笑顔で振り返った。行政書士歴37年。現在は東町に事務所を構え、業務の傍ら県行政書士会支部長や神奈川建行協代表も務める。受章の喜びを感じながらも「これで引退する訳ではないので、これからも地域のために微力ながら力を尽くしていきたい」と語った。
そのほかの受章者は次のとおり(敬称略)。
【叙勲】▽瑞宝中綬章/吉免光顯(労働行政事務功労)▽瑞宝双光章/柳堀俊夫(教育功労)▽瑞宝単光章/佐藤喜代子(児童福祉功労)、山口惠子(地方自治功労)
【危険業務従事者叙勲】▽瑞宝双光章/佐藤征雄(消防功労)、藤田剛(防衛功労)▽瑞宝単光章/清水隆(矯正業務功労)
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